パート紹介

 室内楽では、バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバスの4種類の弦楽器を用いて弦楽合奏を行っています。こちらでは各パートの紹介を簡単にしていきたいと思います!


ヴァイオリン(Vn.)

皆様こんにちは、ヴァイオリンパートです!室内楽を構成する弦楽器の中で最も小さく、最も高音を担うヴァイオリン。メロディーはもちろん、和音、リズムまでこなせる万能選手でもあるこの魅力的な小楽器について、少しだけ紹介します!

 室内楽におけるヴァイオリンは、その役割の違いによって、1st ヴァイオリンと2nd ヴァイオリンの2つに分けられています。

st ヴァイオリンは主にメロディーを担当します。華やかな高音と派手な技巧で聴く人達の心をつかんで離さない、まさに合奏団の花形と言えるでしょう!また、1stヴァイオリンのトップ奏者はコンサートマスター(男性の場合)、またはコンサートミストレス(女性の場合)と呼ばれ、演奏を取りまとめる大事な役目を担っています!

 

 一方2ndヴァイオリンは内声部と呼ばれる、和音の音をおぎなったりリズムを刻んだりして陰から全体を支える役を担当しています。一見地味に思われがちな2nd ヴァイオリンですが、決して侮ってはいけません。1st ヴァイオリンが単なる甲高い音に堕してしまわないのは、2nd ヴァイオリンがしっかり下支えしてくれるからこそなのです!

 

 

演奏会ではバイオリンパートの華やかな演奏をお楽しみ下さい!


ヴィオラ (Va.)

みなさん、こんにちは!ヴィオラパートです。

他の楽器とは違い、ヴィオラという楽器を知らない方は多いのではないでしょうか?ヴィオラはヴァイオリンに比べ少し大きく、ヴァイオリンよりも5度低い音を演奏できる楽器です。ヴァイオリンやチェロとは違い華やかなメロディーを担当したり、コントラバスのように存在感があるわけではないため、残念ながら知名度は低い楽器です。しかし、ヴィオラの音色はとても柔らかくて暖かく、心地よい音を出すことができます! 

 

曲の中では伴奏で音楽全体の厚みを出したり、リズムを刻んだりして、影で全体を支えることが多いですが、今回の演奏会ではヴィオラもメロディーを演奏する場面があるので、ぜひ優しいヴィオラの音色に注目してお聞きください!そしてヴィオラの魅力を知っていただけたら嬉しいです♪

 

私たちヴィオラパートのメンバーは、個性豊かで楽しいメンバーばかりです。このメンバーで一緒に演奏できることを本当に嬉しく思っています。みなさんに素敵な演奏をお届けできるように精一杯演奏致しますので、最後までお楽しみください。

 


チェロ (Vc.)

みなさん、こんにちは!チェロパートです♪チェロはメロディーから伴奏まで様々な場面で活躍できる奥が深くて楽しい楽器です。普段は穏やかでゆったりとした音楽を奏でることが多いですが、迫力のある音を出すこともできます。

 


コントラバス (Cb.)

こんにちは!コントラバスパートです。

舞台の1番後ろで一際目立つコントラバスですが、皆さんは私達コントラバスが演奏中どんなメロディーを弾いているか知っていますか?

低音楽器と聞くとリズムを刻んでいるのかな、ただ音を伸ばしているだけじゃないの?と思いがちではないでしょうか。もちろんそのような役割もありますが、弦を指で弾く奏法「ピッツィカート」で心臓の拍動のような心に響く音を鳴らす、メロディーの裏で別のメロディーを弾き厚みをもたせる、など様々な魅力があります。

また低音が主旋律を奏でる際には、高音楽器だと繊細さなどが際立つようなメロディーでも、迫力や深みが生まれ全く異なる雰囲気になることがあります。

人数が少ないため一人一人の演奏がとても大切なコントラバスパート。

 

低音の豊かな響きに是非耳を傾け、コントラバスの魅力を感じてみてください。


指揮

宮崎 龍彦          Tatsuhiko MIYAZAKI 

 

岐阜大学医学部附属病院教授 病理診断科長 

 

愛媛大学医学部卒。医学博士・病理専門医研修指導医。大学在学中よりオーケストラでトランペットを担当するとともに指揮の研鑽を始める。ドイツ留学中にドイツ、ハイデルベルグ・アカデミーフィルハーモニー(APH)のオーディションに合格。メンバーとなり、オケのみならず、室内楽やソロ、オペラをドイツ各地で演奏、好評を得る。現在、日本病理医フィルハーモニー(JPP)(首席奏者)、可児交響楽団(首席奏者)、全日本医家管弦楽団、アンサンブルクリニック、東海リングフィルハーモニー団員、花フェスタミュージアムアンサンブル客演団員、APH客演団員としてトランペットの演奏活動を行う一方、指揮者としても活動。また、プロ演奏会のプロデューサー・ステージマネージャーとしても活躍。JPPでは指揮およびトランペットを担当。2018年より岐阜大学医学部室内合奏団の指揮を担当。

 トランペットを松崎祐一、堀江努、ギュンター・ベーツ、アウグスト・ヴェッツ、ペーター・ハーレらに師事。指揮と音楽理論を清水令子、豊島和史、セルジウ・チェリビダッケ、ヴォルフガング・ゼリガー、ミヒャエル・ゼクラらに師事。

 

 これまでに愛媛交響楽団(Tpパートリーダー)、Das Schauenburg Ensemble(ドイツ)Stadtkapelle Wolfratshausen(ドイツ、客演首席)などでトランペット奏者として、愛媛大学交響楽団、愛媛大学医学部室内合奏団、愛媛大学医学部吹奏楽部、花かご会アンサンブル(松山市)で指揮者として活動。